小児に対する抗生物質投与方法の検討 持続性セファレキシンの小児歯科領域における応用

doi:https://doi.org/10.11411/jspd1963.22.1_425

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タイトル(英)	Studies on Administration of Antibiotics in Children -Application of Persistant Cephalexin in Dentistry for Children
アイテムタイプ	学術雑誌論文 / Journal Article_02
言語	日本語
キーワード	抗生物質, セファレキシン, 投与方法
著者	笠原浩太宰徳夫佐藤秀明榊原雅弘松田厚子大村泰一下島丈典外村誠今西孝博
著者別名	Kasahara Hiroshi Dazai Norio Sato Hideaki Sahakibara Masahiro Matsuda Atsuko Ohmura Yasukazu Shimojima Takenori Tonomura Makoto Imanishi Takahiro
抄録	口腔内に急性化膿性炎症症状を呈していた小児患者48例に持続性セファレキシン(L-CEX)を投与し,その臨床成績を検討するとともに,彼らの母親に対しても「お薬についてのアンケート調査」を実施した.結果を要約すると下記のようであった.1.L-CEXの有効率は,採点法では3日連用で70.8%,5日連川で91.7%,主治医の主観的評価では93.7%と優れた効果があることが認められた.2.消炎酵素剤の併用により,著効例が増加する傾向が認められた.3.副作用については,軽度の下痢4例,鼻出血,嘔吐,腹部不快感各1例で,特に重篤なものはなく,投与を中止するにはいたらなかった.4.各種の口腔内化膿性疾患に対して,短期間に高い有効率を示した.安全性も比較的高いことから,この領域での第一選択剤として位置づけてよいと考えられた.5.在来の抗生物質では6時間毎に投与するため,夜間睡眠中や昼の通園・通学中の服用もれが生じやすいが,本剤は1日2回,朝夕食後の投与で十分な血中濃度を維持でき,家庭内で親の手から直接に投与できることは,「服ませ忘れ」を防ぐ上でも大きな利点になると考えられた.また,大多数の小児患者がそれほど嫌がらずに,むしろ喜んで服用し,拒否した者は皆無であったことから,本剤は幼児にも服みやすい薬であると考えられた.
雑誌名	小児歯科学雑誌
雑誌名(英)	The Japanese Journal of Pediatric Dentistry
巻	22
号	1
ページ	425 - 434
発行年	1984-03
出版者	(公社)日本小児歯科学会
ISSN	0583-1199
書誌レコードID	AN00116228
NII論文ID	130004632241
医中誌ID	1985021183
DOI	indo:doi/10.11411/jspd1963.22.1_425
権利	© 日本小児歯科学会
情報源	雑誌掲載論文(電子版)
関連サイト	J-STAGE Free
フォーマット	application/pdf
著者版フラグ	publisher

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