@article{oai:mdu.repo.nii.ac.jp:00000101, author = {鹿内, 恒樹}, issue = {1}, journal = {松本歯学}, month = {Apr}, note = {application/pdf, ブピバカインは,鏡像異性体のR(+)体とS(-)体を同等量含むラセミ体であるのに対し,レボブピバカインはS(-)体のみで構成されている.レボブピバカインは,ブピバカインと比べ中枢神経系や心臓循環器系に対する毒性は低い.ラットの眼窩下孔に伝達麻酔を行い,上唇電気刺激に伴う体性感覚誘発電位(SEP)の変化を指標として,レボブピバカインの局所麻酔効果を,リドカイン,ブピバカイン,ロピバカインと比較した.効果発現時間は,0.5%レボブピバカインと0.75%ロピバカインが注射直後と最も早く,0.5%ロピバカインは注射10分後と最も遅かった.持続時間は0.5%レボブピバカインと0.75%ロピバカインが注射直後から180分以上持続し,0.5%ロピバカインは注射10分後から110分後までの100分間で最も短かった.SEP振幅が消失するまで,または最大に抑制されるまでの時間が早かったのは,0.5%と0.75%のレボブピバカイン,0.75%ロピバカインでいずれも注射10分後で,遅かったのは0.5%ブピバカインで注射25分後であった.SEP振幅が消失していた時間が最も長かったのは,0.75%のレボブピバカインとロピバカインであった.レポブピバカインは今回使用した薬剤の中で局所麻酔効果が最も強かった.ラットを用いた実験において,レボブピバカインは0.5%の濃度で十分な局所麻酔効果が得られた.レボブピバカインを臨床の場で眼窩下孔への伝達麻酔で使用する場合,0.5%の濃度で十分な局所麻酔効果が得られると思われる.}, pages = {23--30}, title = {レボブピバカインのラット眼窩下孔への伝達麻酔効果}, volume = {36}, year = {2010} }