{"created":"2023-06-19T07:38:39.070355+00:00","id":1691,"links":{},"metadata":{"_buckets":{"deposit":"0c23e106-a8d1-4445-b511-f5528c9257ad"},"_deposit":{"created_by":3,"id":"1691","owners":[3],"pid":{"revision_id":0,"type":"depid","value":"1691"},"status":"published"},"_oai":{"id":"oai:mdu.repo.nii.ac.jp:00001691","sets":["1:173:174"]},"author_link":["209"],"item_2_alternative_title_1":{"attribute_name":"その他(別言語等)のタイトル","attribute_value_mlt":[{"subitem_alternative_title":"The effects of nitrous oxide inhalation to the change of autonomic nervous activities accompanying stress"}]},"item_2_biblio_info_7":{"attribute_name":"書誌情報","attribute_value_mlt":[{"bibliographicIssueDates":{"bibliographicIssueDate":"2013-06-30","bibliographicIssueDateType":"Issued"},"bibliographicIssueNumber":"1","bibliographicPageEnd":"48","bibliographicPageStart":"35","bibliographicVolumeNumber":"39","bibliographic_titles":[{"bibliographic_title":"松本歯学"}]}]},"item_2_description_19":{"attribute_name":"フォーマット","attribute_value_mlt":[{"subitem_description":"application/pdf","subitem_description_type":"Other"}]},"item_2_description_5":{"attribute_name":"抄録","attribute_value_mlt":[{"subitem_description":"[要旨] (1.目的) これまで,歯科治療時のストレスが循環動態や 自律神経活動に及ぼす影響については報告がされ ているが,身体的ストレスが加わった状況に対し て精神鎮静法を併用した際の,ストレスの強さや 自律神経活動への影響を検討したものはない.本 研究では,歯科治療時に伴う痛みストレスに相当 するものとして寒冷昇圧試験(CPT)を行い, 血圧,心拍数,自律神経活動の変化を測定し,亜 酸化窒素吸入鎮静法の併用が,CPT に伴う循環 動態や自律神経活動の変化にどのように影響する のかについて検討した. (2.方法) <研究1:>予備研究 対象は健康成人男性ボランティア3名とした. 被験者を仰臥位にし,安静後,血圧,心拍数およ び自律神経活動を1分間測定した.その後CPT を施行し,CPT 施行1分間の血圧,心拍数およ び自律神経活動を測定した.測定終了後,5分間 安静を保ち同様の試験を計3回繰り返した.トノ メトリー法による連続血圧と心拍数を測定した. トノメトリー法による収縮期血圧(SBP)を周 波数解析し,得られた低周波成分(SBP−LF)を 交感神経活動の指標とし,心電図のR−R 間隔を 周波数解析し,得られた高周波成分(HR−HF) を副交感神経活動の指標とした. <研究2:>CPT に伴う循環動態と自律神経活動の 変化に対する亜酸化窒素吸入の影響 対象は健康成人男性ボランティア7名とした. 被験者を仰臥位にし,安静後,100%酸素吸入を 2分間行い,血圧,心拍数および自律神経活動を 1分間測定した(Control).その後CPT を行い 血圧,心拍数および自律神経活動を1分間測定し た.亜酸化窒素濃度を20%とし10分後に血圧,心 拍数および自律神経活動を1分間測定し,その後 CPT を行い血圧,心拍数および自律神経活動を 1分間測定した.次いで亜酸化窒素濃度を30%と し10分後に血圧,心拍数および自律神経活動を1 分間測定し,その後CPT を行い血圧,心拍数お よび自律神経活動を1分間測定した. CPT に伴う収縮期血圧,拡張期血圧,心拍数, SBP−LF およびHR−HF の変化を検討するため に,Control とCPT の各測定時の平均値を用い て比較を行った.亜酸化窒素吸入に伴う収縮期血 圧,拡張期血圧,心拍数,SBP−LF およびHR− HF の変化を検討するために,Control と20%亜 酸化窒素,30%亜酸化窒素の各測定時の平均値を 用いて比較を行った.CPT に伴う収縮期血圧, 拡張期血圧,心拍数,SBP−LF およびHR−HF の変化に対する亜酸化窒素吸入の影響を検討する ために,CPT 前後の各測定値の差をCPT 前の各 測定値に対する百分率で表わし,比較を行った. (3.結果) <研究1:> CPT に伴う循環動態や自律神経活動の変動 は,CPT の5分後にはCPT 前の値まで戻った. また,CPT を2回,3回と繰り返すことによる 慣れの影響はなかった. <研究2:> 1)CPT に伴う収縮期血圧,拡張期血圧,心拍 数,SBP−LF およびHR−HF の変化 収縮期血圧,拡張期血圧およびSBP−LF は CPT により有意に上昇し,心拍数はCPT により 有意に増加した.HR−HF はCPT による有意な 変化はみられなかった. 2)亜酸化窒素吸入に伴う収縮期血圧,拡張期血 圧,心拍数,SBP−LF およびHR−HF の変化 収縮期血圧,拡張期血圧,心拍数,SBP−LF, HR−HF とも,20%,30%亜酸化窒素吸入による 有意な変化はなかった. 3)CPT に伴う収縮期血圧,拡張期血圧,心拍 数,SBP−LF およびHR−HF の変化に対す る亜酸化窒素吸入の影響 収縮期血圧,拡張期血圧,心拍数,HR−HF は,CPT,20%亜酸化窒素吸入下でのCPT,30% 亜酸化窒素吸入下でのCPT のいずれの上昇率に も有意差はなかった.SBP−LF は,20%,30% 亜酸化窒素吸入でCPT に伴うSBP−LF の上昇率 が軽減する傾向を示したが,有意な差ではなかっ た. (4.考察) 亜酸化窒素を用いた吸入鎮静法は,精神的スト レスの軽減に効果があるが,ある程度の痛みを伴 う身体的ストレスを軽減する効果はなく,痛覚を 遮断するための十分な局所麻酔効果が必要である と思われる.局所麻酔法では十分に痛覚を遮断す ることが困難であることが予想される処置におい ては,さらに強力な鎮痛効果を有する薬剤を併用 した鎮静法を考慮する必要があると考えられる.","subitem_description_type":"Abstract"}]},"item_2_publisher_8":{"attribute_name":"出版者","attribute_value_mlt":[{"subitem_publisher":"松本歯科大学学会"}]},"item_2_source_id_11":{"attribute_name":"書誌レコードID","attribute_value_mlt":[{"subitem_source_identifier":"AN00232590","subitem_source_identifier_type":"NCID"}]},"item_2_source_id_9":{"attribute_name":"ISSN","attribute_value_mlt":[{"subitem_source_identifier":"0385-1613","subitem_source_identifier_type":"ISSN"}]},"item_2_version_type_20":{"attribute_name":"著者版フラグ","attribute_value_mlt":[{"subitem_version_resource":"http://purl.org/coar/version/c_970fb48d4fbd8a85","subitem_version_type":"VoR"}]},"item_creator":{"attribute_name":"著者","attribute_type":"creator","attribute_value_mlt":[{"creatorNames":[{"creatorName":"丹羽, 萌"}],"nameIdentifiers":[{}]}]},"item_files":{"attribute_name":"ファイル情報","attribute_type":"file","attribute_value_mlt":[{"accessrole":"open_date","date":[{"dateType":"Available","dateValue":"2013-08-22"}],"displaytype":"detail","filename":"matsumoto_shigaku39-1-07.pdf","filesize":[{"value":"994.6 kB"}],"format":"application/pdf","licensetype":"license_note","mimetype":"application/pdf","url":{"label":"matsumoto_shigaku39-1-07.pdf","url":"https://mdu.repo.nii.ac.jp/record/1691/files/matsumoto_shigaku39-1-07.pdf"},"version_id":"a4b1a942-90cc-4722-bc6a-7f62e2758f66"}]},"item_keyword":{"attribute_name":"キーワード","attribute_value_mlt":[{"subitem_subject":"学位論文","subitem_subject_scheme":"Other"}]},"item_language":{"attribute_name":"言語","attribute_value_mlt":[{"subitem_language":"jpn"}]},"item_resource_type":{"attribute_name":"資源タイプ","attribute_value_mlt":[{"resourcetype":"journal article","resourceuri":"http://purl.org/coar/resource_type/c_6501"}]},"item_title":"ストレスに伴う自律神経活動の変化に対する精神鎮静法の効果−亜酸化窒素吸入鎮静法の影響について−","item_titles":{"attribute_name":"タイトル","attribute_value_mlt":[{"subitem_title":"ストレスに伴う自律神経活動の変化に対する精神鎮静法の効果−亜酸化窒素吸入鎮静法の影響について−"}]},"item_type_id":"2","owner":"3","path":["174"],"pubdate":{"attribute_name":"公開日","attribute_value":"2013-08-22"},"publish_date":"2013-08-22","publish_status":"0","recid":"1691","relation_version_is_last":true,"title":["ストレスに伴う自律神経活動の変化に対する精神鎮静法の効果−亜酸化窒素吸入鎮静法の影響について−"],"weko_creator_id":"3","weko_shared_id":-1},"updated":"2023-06-19T08:09:35.197255+00:00"}