@phdthesis{oai:mdu.repo.nii.ac.jp:00002511, author = {Sasayama, Chika and 笹山, 智加}, month = {2016-06-15, 2016-06-15}, note = {2015, 甲第181号, application/pdf, 【目的】スポーツマウスガード(以下, MG) は顎顔面口腔領域ならびに頭頸部のスポーツ時の外傷予防を目的として使われ, 材料学的, 生体力学的観点からその有用性が報告されている. 現在MG 材として, EVA 系, ポリオレフィン系などが市販されているが、シリコーンラバーが使われていない. 本研究はシリコーンラバーをMG 材として応用するために, 選定したシリコーンの加硫硬化時間の短縮と物性の強度向上を目的にマイクロ波を応用し, さらに技工操作性を容易にするために充填剤の種類を選択し, 最も有効な配合比率を検討した.【方法】応用可能なシリコーン材として平成24 年食品衛生法厚生労働省告示595 に適合した市販液状シリコーン材(Si l -0 )を選んだ. フィラー配合比率により, Si l - 1 0 , Si l - 1 5 , Si l -20 とした.実験1: Si l - 0 について室温加硫(RV) ならびにマイクロ波加硫(MV) による物性, 適合性, 吸水性を比較調査した.実験2 : Si l - 0 の基剤(ベース) にフィラーを配合した試料と練和物( 練和比1 0 : 1 ) について粘稠度試験行った.実験3 : フィラー配合シリコーンの物性値(RV とMV)と市販MG 材の物性値を比較した.実験4 : Si l - 0 (RV とMV) , Si l - 1 0 (MV) , 市販MG 材による物性試験, 適合試験, 吸水試験を行い比較検討した.臨床応用: 実験1 ~ 4 のデータを基にMG の製作を試みた.結果:実験1:Si l - 0 は硬さ, 引裂き強度共にMV が増加し( p< 0 . 0 5 ) ,硬さは約24%増加, 引裂き強度は約4 0 % 増加した. 衝撃吸収能はMV が約1 . 3%減少したが有意な差はなかった. 適合性はMV がRV に比較し良好であった. また吸水性はRV とMV に有意な差はなかった.実験2 : 粘稠度試験では結晶石英フィラー配合シリコーンが熔融シリカ配合シリコーンよりも低い流動性を示し, 技工操作性に有利と判断した.実験3 : Si l - 1 0 , Si l - 1 5 , Si l -20 の物性値(RV とMV) と市販MG 材の物性値ではMV では配合比率が高くなるにつれ硬さ, 引裂き強度はSi l -10, Si l -15, Si l -20た. 【結論】Si l - 0 の硬さおよび引裂き強度はRV よりもMV で増加し,適合性, 吸水性も良好な結果を示した. Si l -10 はミキシング・カートリッジの使用が可能となった. しかし, 結晶石英フィラー配合シリコーン材のさらなる物性の向上のためには,配合するフィラー粒子径ならびに形状の均一化とシリコーンとの接着強度を高める必要性が示唆された.}, school = {松本歯科大学}, title = {スポーツマウスガードの新規材料に関する基礎的研究―シリコーンラバーのマイクロ波加硫による物性と結晶石英フィラーの配合―}, year = {} }