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成人男性14名(27~55歳)を対象とした。すべての被験者には自覚的な顎関節症の症状は認められなかった。ガム1粒(粒ガム)は20秒間咀嚼し、その回数の計数を行った。以降の被験食品は咀嚼側の指示以外は被験者が食品すべてを嚥下するまでに要した咀嚼回数を計数した。これらの食品を1回目は右側のみで咀嚼するように指示し、2回目は咀嚼側を規定せず、自由に咀嚼してもらった。りんご1片(10g:りんご一個を約1/16等分に薄切り)、きゅうり1片(5g:輪切り)、チップスター®1枚、コアラのマーチ®1個、じゃがりこ®1本、クッキーサンド1枚、せんべい1枚を被験食品として用いた。装置による咀嚼回数のカウントは、外耳道内センサーで記録した外耳道ひずみの波形を装置内のマイコンにて、2秒をワンブロックとして、自己相関関数を算出し、咀嚼と判定したブロックに推定された咀嚼回数を計数し、積算することで行った。左側外耳道のひずみと同時に左右側咬筋筋電図を記録し、整流・スムージングした波形から、各バーストのピークの数を自動計測した。装置による積算数(咀嚼回数)と、同時記録した咬筋筋電図から得た咀嚼回数の一致をBland-Altman法で分析した。【結果】1.筋電図による食品別の咀嚼回数(筋電図による)一元配置分散分析により、個人間に有意な相違が認められ、個人差の大きいことがわかった。加えて、右側咀嚼で咀嚼回数の多い人は自由咀嚼でも多い傾向にあった。2.咀嚼回数計数装置の積算数(咀嚼回数)と筋電図の一致度の分析Bland-Altman法から得られた2つの計数値の差の平均値、95%一致限界(上限、下限)を食品ごとに検討した。ほとんどの記録で、咀嚼回数に比べて95%一致限界が小さく、双方の計数の一致度は高かった。食品別に一致度の比較を行うと、95%一致限界の範囲が狭い食品を認めた。1)右側咀嚼について 右側咀嚼時では2つの計数値の差の平均値が多くの食品の場合にマイナスの値を示し、筋電図でのカウントよりも装置でカウントした時の方が咀嚼回数の計数が小さい結果になった。 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