@article{oai:mdu.repo.nii.ac.jp:00002760, author = {笠原, 浩 and 渭東, 淳行 and 小笠原, 正 and 渡辺, 達夫}, issue = {5}, journal = {小児歯科学雑誌, The Japanese Journal of Pediatric Dentistry}, month = {Dec}, note = {application/pdf, 部分生体肝移植を受けた小児患者2例の歯科治療を経験した.第1例は胆道閉鎖症のため7歳時にわが国3例目として手術を受け,最長期生存記録を更新中の女児である.10歳0か月で当科に紹介来院した.シクロスポリン100mg,プレドニゾロン1.5mgを長期連用中であり,体格はやや小柄ではあったが,毎日元気に通学しており,臨床検査結果でも著しい異常は認められなかった.主訴は上顎前歯部歯肉の著しい肥厚と中切歯の萌出障害で,主治医との連携の下に歯肉切除を行った.病理組織学的には著しい線維増殖は認められず,萌出性嚢胞と診断された.以後現在まで2年以上にわたってリコールによる歯科的健康管理を行っているが,全身的にも局所的にも良好な経過を得ている.第2例は胆道閉鎖症のため6歳時に肝移植を受けた男児で,上顎側切歯の萌出異常を主訴として,8歳3か月で当科に紹介来院した.シクロスポリン150mgなどを連用中であったが,肝機能障害が持続し,肝脾腫,黄疸,ムーンフェイスなどがみられた.C型肝炎も合併していた.体調不良と出血傾向とに加えて,恐怖心もきわめて強く,対応には苦慮したが,主治医との密接な連携の下にとりあえずの応急的な処置から徐々に治療を進め,乳歯抜歯4歯,修復10歯などをとくに異常なく終了した.歯科的健康管理に移行したが,入退院を反復していてきちんと受診ができないためか,口腔清掃状態がやや不良で歯肉増殖傾向がみられる.}, pages = {1154--1159}, title = {生体肝移植患者2例の歯科治療経験}, volume = {32}, year = {1994} }