@phdthesis{oai:mdu.repo.nii.ac.jp:00003000, author = {Tsuchida, Minoru and 土田, 実}, month = {2022-06-20, 2022-06-20}, note = {2021, 甲第241号, application/pdf, [要旨]マウスガードは,スポーツ外傷に対して予防の有効性が示唆されている代表的なものであり,小児期においてもスポーツ活動の際には装着することが推奨されている.ところが,それにも関わらず,成長・発育による顎口腔の変化,歯列状態の変化が,その維持力に対してどのような影響を及ぼすのかについて,現在まで詳細な報告はない.そこで今回,乳歯列期用マウスガード,混合歯列期用マウスガード(4種),永久歯列期用マウスガードを作製し,引っ張り試験を実施することで,成長・発育による歯列状態の変化がマウスガードの維持力に与える影響についての検討を行った.加えて,上顎左側第二乳臼歯用マウスガード,上顎左側第二小臼歯用マウスガード,上顎左側第一大臼歯用マウスガードも作製し,歯の形態の違いがマウスガードの維持力に与える影響についても併せて検討した.そして,上記の2種の実験より得られたデータに対して統計学的解析を加えることで,以下の結論を得た.1. 永久歯列期用マウスガードは,乳歯列期用,混合歯列期用のマウスガードよりも有意に維持力が高い結果となった.2. 乳歯列期用マウスガードは,混合歯列期用,永久歯列期用のマウスガードよりも有意に維持力が低い結果となった.3. 混合歯列期用マウスガードでは,リリーフの歯数が多くなるに従い,その維持力は低くなる傾向が認められた.4. 歯の形態の違いが,マウスガードの維持力に対して及ぼす影響に関しては,上顎左側第二乳臼歯用マウスガード,上顎左側第二小臼歯用マウスガード,上顎左側第一大臼歯用マウスガードのいずれの間にも有意差が認められなかった.以上より,マウスガードを装着した際に,成人や中切歯~第二大臼歯までが完全萌出している小児に比べると,乳歯列期の小児および混合歯列期の児では,その維持力が低くなることが示唆された.また,その最も大きな要因は,マスガードによる被覆面積の違いであると考えられた.}, school = {松本歯科大学}, title = {歯列の成長発育がマウスガードの維持力に及ぼす影響}, year = {} }