@article{oai:mdu.repo.nii.ac.jp:00000394, author = {松山, 雄喜}, issue = {2}, journal = {松本歯学}, month = {Aug}, note = {application/pdf, 磁性アタッチメントの1つであり,義歯の維持力を即日的に回復できるルートキーパー^[○!R]は極めて有用である.しかしながら,臨床においてはルートキーパー^[○!R]の破折が認められる.本研究では3次元有限要素法を用いて,ルートキーパー^[○!R]本体の破折の原因と予防方法を究明した.実験モデルはルートキーパー^[○!R]の支台歯として下顎犬歯を想定した.磁性アタッチメントはマグネディスク^[○!R],ルートキーパー^[○!R]はルートキーパー^[○!R](Mタイプ:愛知製鋼)を使用した.接着材はスーパーボンドC&B^[○!R](サンメディカル)を使用した.支台歯条件として,歯根長は日本人の下顎犬歯歯根の長さの平均値を参考に14mmとした.歯軸の傾きについては咬合平面に対して垂直(コントロール)に対して25°傾斜させた支台歯モデルを作製し,解析を行った.有限要素法による解析には,パーソナルコンピューターを用い,ソフトウェアにはANSYS^[○!R](Ver.11:サイバネットシステム)を使用し,3次元のモデルを作成し解析を行った.解析方法は,線形静解析で行った.要素分割は10節点4面体要素を用いた.拘束条件としては,モデルの歯根膜外周の全節点について全方向の変位を拘束した.なお,荷重条件については,オーバーデンチャーの支台歯に作用する垂直力は20.0N以下に収束するという報告から,咬合面に垂直に20.0Nの荷重を加えた.本研究の結果,支台歯の傾斜に関わらず,セメントスペースがある場合,ルートキーパー^[○!R]本体および歯根象牙質が破折に至る応力は発生しないことが判明した.また,部分的にポストが象牙質に接触した状態で,キーパー部側面の接着材や象牙質の破壊が存在すると,僅かな片側荷重で疲労破壊が起こることが判明した.ルートキーパー^[○!R]の破折の予防方法としては,歯質の厚さを考慮しつつポスト部が象牙質に接触しないようにスペース付与した築造窩洞を形成する必要があると考えられた.}, pages = {137--147}, title = {有限要素法を用いたルートキーパーの破折に関する研究}, volume = {34}, year = {2008} }