@article{oai:mdu.repo.nii.ac.jp:00000396, author = {竹内, 賢}, issue = {2}, journal = {松本歯学}, month = {Aug}, note = {application/pdf, インプラントと骨との結合性は重要な問題であり,盛んに議論されている.しかしながら,インプラントの成否は上部構造物の適合状態によっても大きく影響される.上部構造物とインプラント体とのわずかな不適合による歪は,スクリューやコンポーネントの破折の原因となり,またインプラント支持骨に対して破壊的な力を及ぼす危険性が高いと考えられ,完璧な適合が必要である.高精度に機械加工されるインプラント体に対し,上部構造物は鋳造によって作製され,その適合精度は埋没操作により大きな影響を受けることが知られている.近年,回転数,回転方向,バキューム値,を変えることができる新しい真空埋没器が出現した.本研究は,この新しい真空埋没機を用いて,埋没材の練和条件と鋳造体の適合精度との関係について検討するものである.検討に用いる埋没材には,従来型ならびに急速加熱型石膏系クリストバライトと急速加熱型のリン酸塩系埋没材の3種類を選択した.練和条件は,埋没機メーカーの推奨する練和条件を中心に,練和の回転数,回転時間を変化させ,石膏系埋没材には4種の類練和条件,リン酸塩系埋没材には6種類の練和条件を設定した.さらに,季節による温度変化を考慮して,室温条件を16℃,23℃,30℃に変えて,鋳造体の適合精度に最も影響を与えるとされる,埋没材の硬化膨張,加熱膨張を測定し,同一条件において作成した鋳造体の適合精度とを比較検討した.その結果以下の点が明らかになった.1.真空埋没器の練和条件は,石膏系埋没材を用いた鋳造体の適合精度には大きな影響を与えず,埋没材個々の加熱膨張のみに依存した.したがって,急速加熱型埋没材は従来型のクリストバライト埋没材に比べ加熱膨張が少ないため適合精度が悪くなる.2.リン酸塩系埋没材の硬化膨張は攪拌回数に影響された.3.急速加熱型リン酸塩系埋没材を用いた場合,真空埋没器の総攪拌回数が300回を超えると適合精度は一定になった.}, pages = {159--169}, title = {真空練和機の練和条件と鋳造体の適合精度に関する研究}, volume = {34}, year = {2008} }