@article{oai:mdu.repo.nii.ac.jp:00000965, author = {KASAHARA, HIROSHI}, issue = {2}, journal = {松本歯学}, month = {Aug}, note = {application/pdf, 在来の歯科診療システムでは十分な対応が困難な一群の患者がいる.低年齢の幼児や重度の精神遅滞者には,治療処置への協力は期待できない.脳性麻痺などの肢体不自由者のなかには,安定した姿勢の保持や開口が困難な者がいる.重篤な全身疾患を合併した者や内部障害者では,不用意な治療侵襲は重大な危険を招きかねない.人口の高齢化の進行によって,寝たきり老人の口腔ケアも大きな問題となってきた.スペシャル・ペイシェントと呼ばれるこうした人たちの歯科的健康は,健常な人たち以上に重要な意義がある.そこで近年では小児歯科学,障害者歯科学,高齢者歯科学など,新しい臨床歯科医学の領域が発展しつつある.個人開業医を主体とした第一線医療と病院歯科との有機的連携による地域医療の組織化も,この分野へ取り組みを通じて進行しはじめた.各歯科大学での学部教育にも積極的に取り入れられるようになり,めざましい成果が挙がっている.}, pages = {145--151}, title = {Dentistry for Special Patients in Japan}, volume = {19}, year = {1993} }