Item type |
学位論文 / Thesis or Dissertation正(1) |
公開日 |
2014-07-15 |
タイトル |
|
|
タイトル |
ヒト破骨細胞の分化に対するW9ペプチドの抑制作用 |
言語 |
|
|
言語 |
jpn |
キーワード |
|
|
主題Scheme |
Other |
|
主題 |
ヒト破骨細胞 |
キーワード |
|
|
主題Scheme |
Other |
|
主題 |
ヒト樹状細胞 |
キーワード |
|
|
主題Scheme |
Other |
|
主題 |
W9ペプチド |
キーワード |
|
|
主題Scheme |
Other |
|
主題 |
ヒト由来細胞 |
資源タイプ |
|
|
資源タイプ識別子 |
http://purl.org/coar/resource_type/c_db06 |
|
資源タイプ |
doctoral thesis |
アクセス権 |
|
|
アクセス権 |
open access |
|
アクセス権URI |
http://purl.org/coar/access_right/c_abf2 |
著者 |
米田, 紘一
|
著者別名 |
Komeda, Koichi
|
抄録 |
|
|
内容記述タイプ |
Abstract |
|
内容記述 |
【背景と目的】破骨細胞は高度に石灰化した骨組織を破壊・吸収する唯一の細胞である。その起源は、生体に広く分布するマクロファージ系の細胞である。そして、骨組織は骨吸収と骨形成のバランスにより調節されている。それらのバランス調節は、互いにあたかも連絡を取り合っているかのようにみえるため、この現象は、骨代謝共役と呼ばれている。アミノ酸9つから構成されるW9ペプチドは、TNFレセプター(TNFR1)と相同性を有し、TNFの作用(アポトーシスの誘導や炎症の惹起など)を抑制することが報告されている。また、W9ペプチドは破骨細胞分化因子であるRANKLと結合することにより、破骨細胞の分化を阻害し、卵巣摘出骨粗鬆症モデルにおける骨量減少を防止することがマウスを用いた実験で明らかにされた。さらに、最近になり、W9ペプチドは、培養骨芽細胞における石灰化を強力に促進し、W9ペプチドの投与は正常マウスにおける骨形成を促進し、骨量を増加させることが報告された。今回、ヒトの細胞培養系におけるW9ペプチドの作用を検討することを目的に、ヒト破骨細胞分化誘導系とヒト樹状細胞分化誘導系におけるW9ペプチドの効果を解析した。【方法及び結果】健常人ボランティアから採取した末梢血から調製した単球を含む細胞画分を、破骨細胞分化因子であるRANKLとマクロファージ刺激因子であるM-CSFの存在下で14日間培養することによりTRAP陽性ヒト多核細胞が形成された。この培養系にW9ペプチドを添加することにより、RANKLとM-CSFにより誘導されるTRAP陽性ヒト多核破骨細胞形成は濃度依存的に阻害された。一方、GM-CSFとIL-4の存在下で10日間培養することにより誘導されるTRAP陰性のヒト多核樹状細胞の分化に対しては、W9ペプチドは影響を与えなかった。【考察】ヒト破骨細胞の分化に対して、W9ペプチドは阻害作用が認められ、同じ単球を起源とする免疫担当細胞として重要な役割を果たす樹状細胞の分化にはW9ペプチドは効果を示さなかったことから、W9の効果は骨吸収を担当する破骨細胞の分化に特異的であることが示された。 |
フォーマット |
|
|
内容記述タイプ |
Other |
|
内容記述 |
application/pdf |
著者版フラグ |
|
|
出版タイプ |
VoR |
|
出版タイプResource |
http://purl.org/coar/version/c_970fb48d4fbd8a85 |
学位授与年度 |
|
|
内容記述タイプ |
Other |
|
内容記述 |
2013 |
報告番号 |
|
|
内容記述タイプ |
Other |
|
内容記述 |
甲第146号 |
学位授与番号 |
|
|
学位授与番号 |
甲第146号 |
学位授与年月日 |
|
|
学位授与年月日 |
2014-03-06 |
学位名 |
|
|
学位名 |
博士(歯学) |
学位授与大学 |
|
|
|
学位授与機関名 |
松本歯科大学 |