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アイテム
The relationship between oral function and cognitive function-Effect of tongue and lip motor training for cognitive function in elderly people-
https://mdu.repo.nii.ac.jp/records/2959
https://mdu.repo.nii.ac.jp/records/2959875457f2-0290-43c4-a6e2-520129172a69
名前 / ファイル | ライセンス | アクション |
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内容の要旨および審査の結果の要旨 (1.8 MB)
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本文 (1.4 MB)
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Item type | 学位論文 / Thesis or Dissertation正(1) | |||||
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公開日 | 2021-05-20 | |||||
タイトル | ||||||
タイトル | The relationship between oral function and cognitive function-Effect of tongue and lip motor training for cognitive function in elderly people- | |||||
言語 | en | |||||
言語 | ||||||
言語 | eng | |||||
資源タイプ | ||||||
資源タイプ識別子 | http://purl.org/coar/resource_type/c_db06 | |||||
資源タイプ | doctoral thesis | |||||
アクセス権 | ||||||
アクセス権 | open access | |||||
アクセス権URI | http://purl.org/coar/access_right/c_abf2 | |||||
その他(別言語等)のタイトル | ||||||
その他のタイトル | 口腔機能と認知機能の関係―高齢者の認知機能に及ぼす舌口唇機能訓練の効果― | |||||
著者 |
印南, 稔
× 印南, 稔 |
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著者別名 |
Innami, Minoru
× Innami, Minoru |
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抄録 | ||||||
内容記述タイプ | Abstract | |||||
内容記述 | [背景と目的]超高齢社会を迎えた我が国は、医療費および社会保障費の増加が著しい問題になっている。それと同時に認知症患者数も年々増加し、2025 年には 700 万人に達し、 介護や看護をする側の負担が非常に大きくなると予想される。一方で、口腔機能 が全身の健康維持に関与しており、脳を活性化させることが報告されてから、歯 数の維持が重要視され、現在歯数が多いほど脳機能は低下しにくいことが明確に された。従って、高齢者の認知機能を維持するためにも、適切な口腔機能の保持 が重要であると考えられる。しかし、認知機能に対する口腔機能訓練の効果に関 しては未だ不明な点が多い。そこで、口腔機能と認知機能の関連性を明らかにし、さらに口腔機能の1つである舌口唇運動の機能訓練が認知機能に与える影響を調 べた。【対象と方法】 研究対象者 100 名(65-100 歳)に①口腔内検査(現在歯数、義歯の使用の有無)、 ②認知機能検査(Mini-Mental State Examination:MMSE)、③咬合力検査(オク ルーザー)、④咀嚼機能検査(キシリトール咀嚼チェックガム:5 段階評価)、⑤ 舌口唇運動機能検査(オーラルディアドコキネシス:ODK)を実施し、認知機能と 口腔機能の関連を Spearman の順位相関係数を用いた単相関と重回帰分析で調べ た。MMSE は、正常、軽度認知障害、軽度認知症、中等度認知症、重度認知症の5 段階で評価した。ODK は、1秒間に発音できた「パ」「タ」「カ」の 3 語の平均回 数を健口くんⓇ(Takei, Co, Japan)を使用して算出した。さらに、MMSE の判定 から正常者(non-impairment group:N 群)5 名、それ以外から(impairment group: I 群)10 名を選び、舌口唇運動機能訓練(食前にパ、タ、カの各語の連呼(5 秒 間)を 3 回)を 15 ヶ月間実施させた。訓練開始から 3 カ月毎 15 ヶ月まで②-⑤ を行い、訓練前と訓練後を Friedman 検定と Dunnett-T3 test(等分散でない場合 も使用可能)を用いて比較検討し、訓練が認知機能に与える影響を調べた。 【結果】 初回の MMSE の判定では、正常:33 名、軽度認知障害(Mild Cognitive Impairment: MCI):25 名、軽度認知症:11 名、中等度認知症:27 名、重度認知症:4 名であっ た。MMSE の点数との関連を調べるために最初に行った単相関においては、MMSE と年齢、現在歯数、咀嚼機能、ODK との間に相関関係が認められた。さらに、年 齢と現在歯数、咀嚼機能、ODK、現在歯数と咬合力、咀嚼機能、ODK、咬合力と咀 嚼機能、ODK、咀嚼機能と ODK の間に相関が認められた。MMSE を従属変数とした 重回帰分析から、MMSE は年齢、ODK の順に関連があった。N 群の中の 2 名の 3、6 ヵ月後の MMSE の点数は、MCI に該当する点数であったが、訓練 9 ヶ月以降は正常 範囲を維持した。I 群の 10 名のうち 2 名が入院したため、15 ヶ月の経過を追えた3 のは 8 名であった。この 8 名の訓練開始後 15ヶ月の MMSE の点数は、訓練前と訓 練開始後 3 ヶ月に比較して有意に上昇した。咬合力は両群において各測定時での 有意差は認められなかった。咀嚼機能において、N 群での訓練開始 15 ヶ月後は訓 練前より有意に高値を示した。I 群では、各測定時に有意差は認められなかった。 ODK において、N 群の訓練開始後 15 ヶ月は訓練前や訓練開始後 3 ヶ月よりも有意 に上昇した。I 群では、訓練開始9ヶ月以降の ODK は、訓練前に比較して有意に 上昇した。また、訓練開始 15 ヶ月後の ODK は、3,6 ヶ月後より上昇した。【結論】 MMSE の点数は、年齢、現在歯数、咀嚼機能、ODK と相関が認められ、年齢、ODK の順に関連が認められた。これらの結果から、加齢とともに認知機能は低下し、 舌口唇機能も衰えると考えられた。また、初回の MMSE で認知機能に低下があると 判定された全員の認知機能は、舌口唇運動機能訓練 15 ヵ月後に改善された。さら に、訓練の継続で ODK も増加した。しかしながら、咬合力と咀嚼機能には変化が 認められなかったため、咬合力と咀嚼力を向上させるには、別の訓練が必要だと 考えられた。今回の研究で、高齢者の認知機能は一定ではなく、環境や身体の状 態に左右されることもわかった。舌口唇運動機訓練を継続する事により、舌筋や 口輪筋が鍛えられ口腔の動きも円滑となり、そこからの感覚や運動刺激が脳に伝 えられることで、認知機能が改善したと示唆された。 | |||||
フォーマット | ||||||
内容記述タイプ | Other | |||||
内容記述 | application/pdf | |||||
著者版フラグ | ||||||
出版タイプ | VoR | |||||
出版タイプResource | http://purl.org/coar/version/c_970fb48d4fbd8a85 | |||||
学位授与年度 | ||||||
内容記述タイプ | Other | |||||
内容記述 | 2020 | |||||
報告番号 | ||||||
内容記述タイプ | Other | |||||
内容記述 | 甲第236号 | |||||
学位授与番号 | ||||||
学位授与番号 | 甲第236号 | |||||
学位授与年月日 | ||||||
学位授与年月日 | 2021-02-04 | |||||
学位名 | ||||||
学位名 | 博士(歯学) | |||||
学位授与大学 | ||||||
学位授与機関識別子Scheme | kakenhi | |||||
学位授与機関識別子 | 33602 | |||||
学位授与機関名 | 松本歯科大学 |